2018年03月10日
銀猫、黒猫
銀は黒くなるから、と思われる方、結構いらっしゃいます。
当工房の作品はメッキなどのようにガッツリと表面処理をしているわけではないので当然ですが永遠に同じ色合いで、という訳にはいきません。
環境にもよりますが黒くなるのは空気中の硫化が関係しているようで、箪笥の肥やし、にしていたり長いこと使わなかったりするとあまり綺麗ではない黒っぽい色になることがあります。
ですが実はずっと身につけていればそんな事はなく、むしろいい感じのツヤが出たりして味のある銀色になってくるはずです。
とはいえ、アンティークジュエリーなどにはあえて黒っぽい色にしてあるモノもございます。
いぶし銀、というやつですね。
本当にいぶしてあのような色合いにする方法もございますがそこまで手を掛けなくてもそこそこ黒っぽい色合いには出来るのです。
ところで今年の春の『るるぶ 飛騨高山』ご覧になられましたか?
お陰様で今年の春も不破錺工房が掲載されました(ありがとうございます)がそこに載っている当工房のレギュラーメンバー(?)である『べんこ猫』
違うバリエーションもあってもいいんじゃないかと思いまして今回、「いぶし銀」バージョンを作りました。(ピンズですけれど)
レギュラーの銀猫(?)の隣に鎮座しておりますが黒い分、何となく面構えも悪そうに見えますが気のせいでしょうか。
とりあえず限定1個となってます、お早目に
(ただし上記の通り、表面処理をしているわけではございませんので未来永劫の黒色が続くわけではありませんのでご容赦願います)