2012年08月03日

祭屋台の中の松竹梅

現在修復中のとある祭り屋台

その束柱のカザリ金具を外そうと裏を見るとなんだか墨で描いたような絵柄が

ひとつひとつを見ると何かの落書きのようですがこうして場所ごとに並べて見ると...

祭屋台の中の松竹梅

「松」 「竹」 「梅」

...なんと「松竹梅」じゃないですか!


さらに他のも裏返して見ると...

祭屋台の中の松竹梅

「団扇」 「扇」 それと...なんだろ?


さらにさらに...

祭屋台の中の松竹梅

「軍配?」に... 「?」...  「瓢箪」... 「七宝」


むむむむ...


...チョトワカリマセン

ミスタータナカ、オシエテクダサイ



それにしてもいつの時代に印されたものかわかりませんがズバリ言えるのは



だということです

想像するにおそらく大工がどこの柱なのかを書き記したのだろうと思いますが通常なら

「前」とか「後」

もしくは

「前向左」とかそんな感じでわかりやすく書くものです

それをこうですからね


粋と言わずして何と申しますか


それにしてもうちの父(師匠)も

「こんなに沢山書いてあるのは珍しい」

と感心しておりました

修復の仕事に携わる者ゆえの発見、でしょうか


参考までに表側の写真も載せておきますね

祭屋台の中の松竹梅

こういう柱なんデス




スポンサーリンク
同じカテゴリー(高山祭り)の記事画像
雨降りやまぬ春の祭
祭り屋台と観光地飛騨高山
八幡祭りが終わり
そうだ、春のお祭へ行こう
祭りのあとに2013
秋雨の高山祭...
同じカテゴリー(高山祭り)の記事
 YouTubeで紹介していただきました (2021-10-10 19:15)
 雨降りやまぬ春の祭 (2015-04-15 11:53)
 祭り屋台と観光地飛騨高山 (2015-03-23 16:28)
 八幡祭りが終わり (2014-10-13 13:02)
 そうだ、春のお祭へ行こう (2014-04-08 09:21)
 祭りのあとに2013 (2013-10-15 12:12)

Posted by フワです at 16:56│Comments(0)高山祭り
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。