クラフトのある街にて

フワです

2015年09月22日 16:01

世間では「シルバーウィーク」と呼ばれる連休だそうで、いかがお過ごしでしょうか

「ゴールデン」に対する「シルバー」とはもしや「敬老の日」にちなんで...なのかどうかは存じませんがここ飛騨高山も大層な賑わいでございます

私はというとカレンダーとは関係なく仕事をする日は仕事をしておりますが、先週末は少し足を延ばしまして富山県の高岡に行って参りました

海を見に...

だったらよかったのですが海にではなくあるイベントを観に行ったのです


その『金屋町楽市 in さまのこ』というイベント

石畳と古い町屋作りの建物が並ぶ「金屋町界隈」で行われたクラフト関連のイベントなのですが、町家屋の中に鋳物工芸品やガラス工芸作品、漆器などクラフト作品を展示しつつ、外では青空市のようなものが開かれ、風情溢れる町並みの中で学生さんによる着物ファッションショーなどもあったりと、なかなか楽しいイベントでございました




こうしたイベントにありがちな取ってつけた感がほぼ感じられなかったのはきっと高岡という町が、鋳物や金属などのモノ作りによる生業が盛んな町..だったから、なのではないでしょうか

メインの石畳の通りから裏へ抜けるとそこかしこに金属加工に関連した小さな町工場を見かけることが出来て、(喩えは変ですが)その雰囲気になんとも言えない生活感があるのです




我が町、飛騨高山はその点、すっかり観光の街となってしまいましてかつてあちこちにあった町工場(鍛冶屋さんなど)はほとんど見る影もありません

それが悪いという意味じゃないのですがこうした町工場のある街って何だかとても落ち着くというか、不思議な安堵感さえ感じるのは気のせいでしょうか

さて

そんなイベントであるモノに出会いました

冨山のガラス工房の作家さんの作品が展示してあった町家に入った際に見かけたグラスです

それはとても美しいフォルムとタイトル通りの虹色のシンプルなグラスで、他にも沢山魅力的な作品があったのですがこのグラスだけはどうしてもこの場から黙って立ち去ることを許しませんでした(笑)



(写真はちょっとピンぼけで作品の良さを写すことは不可能でした)

こうしたモノとの出会いも直接こういう場所に出掛けないとないんですよね

自分自身のコトも含めあらためてそう思った次第です




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